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● 河北新報より
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河北新報 2011年05月10日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110510t63038.htm
福島原発事故 一時帰宅始まる 川内村92人、警戒区域に
● 久しぶりに帰宅するため、防護服姿でバスに向かう住民
=10日午前11時ごろ、福島県川内村の村民体育センター
東京電力福島第1原発から20キロ圏内の「警戒区域」への一時帰宅が10日午前、福島県川内村から始まり、54世帯92人が久しぶりに自宅に戻った。
一時帰宅は、警戒区域に指定された福島県内9市町村で初めて。
川内村の警戒区域内には123世帯270人が居住している。
この日の一時帰宅は村東部(計73世帯)の5地区を対象に行われた。
12日にも実施される。
住民は朝、避難先の郡山市の「ビッグパレットふくしま」から送迎バスやマイカーで、中継基地になった村民体育センターに集まった。
遠藤雄幸村長は住民に
「一度戻りたいとの要望が多く、川内村が一時帰宅のスタートを切れた。
無事に戻ってきてほしい」
と語り掛けた。
住民は防護服に着替えて線量計を持ち、準備を整えた。
住民は2班に分かれ、バス5台に分乗。
午前11時20分と11時半すぎにそれぞれ体育センターを出発し、警戒区域内の自宅に戻った。
滞在は2時間程度。
持ち帰りが認められる約70センチ四方のビニール袋1袋。
自宅内を見回ったりしたのち、再びバスで体育センターに戻る。
21頭の繁殖牛を飼育する川内村貝ノ坂、畜産業関根正さん(57)は出発前、
「警戒区域に指定されてから、牛の様子を見に行くことができなかった。
貴重品より、とにかく牛の様子が気になる」
と話した。
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『
TBSニュース
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2011年05月10日18時14分 提供:共同通信
http://news.livedoor.com/article/detail/5546931/
一時帰宅の92人、除染必要なし 警戒区域・川内村に2時間
福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域にある福島県川内村に一時帰宅した住民92人は10日午後、2時間の滞在を終え、20キロ圏外の村民体育センターに戻った。
政府によると、92人全員が放射性物質の除染の必要はなく、除染した持ち出し品もなかった。
92人はバスに分乗して午後2時50分ごろから順次、センターに戻り、防護服姿で1人3~5分のスクリーニング検査を受けた。
年配の人が多く、持ち出し品用の透明のポリ袋に衣類を入れた人が目立った。
池田元久経済産業副大臣は川内村で
「引き続き安全第一で取り組みたい。車の持ち出しを優先的に実行したい」
と表明。
川内村の遠藤雄幸村長は
「思いをかなえられほっとしている。
一日も早く村民と元の生活に戻りたい」
と話した。
内閣府の一時帰宅担当者によると、2時間の滞在で受けた個人の累積放射線量は暫定値で最低1マイクロシーベルト、最高で10マイクロシーベルトだった。
』
== 東日本大震災 ==
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