2011年5月1日日曜日

天皇皇后、岩手県へ

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● asahi.com yori




テレビ朝日 2011/05/06


http://www.youtube.com/watch?v=YjnQDCdsq_k&feature=player_embedded#at=57





NHKニュース 2011年5月6日 14時50分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110506/t10015724961000.html

両陛下 釜石市の避難所を訪問

 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県を訪れている天皇皇后両陛下は、釜石市の避難所で被災した住民たちを励まされました。

 両陛下は6日午前、自衛隊機で岩手県入りし、達増知事から県内の被害の状況について説明を受けられました。
 このあとヘリコプターに乗り換え、午後1時すぎに、津波で大きな被害を受け、2100人余りが避難生活を続けている釜石市に到着されました。
 両陛下は、避難所になっている釜石中学校を訪れ、およそ100人の住民が生活する部屋で、床にひざをついて、1人1人に声をかけられました。
 天皇陛下は、
 「津波から逃げるのがやっとでした」
と話す女性に、
 「よくご無事で。どうぞお元気で」
と声をかけられていました。
 また皇后さまは、避難している男性に
 「お体を大事になさってください」
などと優しくことばをかけられていました。



 両陛下は、このあとヘリコプターで宮古市に移動して、避難所で暮らす人たちを励まされることになっています。




TBSニュース








岩手日日新聞 2011/05/07
http://www.iwanichi.co.jp/ken/item_23795.html

両陛下 釜石と宮古訪問

■被災者を激励


● 避難所の釜石中学校を訪れ、被災者に言葉を掛けられる天皇、皇后両陛下=6日午後、釜石市(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は6日、東日本大震災で大きな被害を受けた釜石、宮古両市を訪れ、被災者を激励された。
 2カ所の避難所では、津波によって家などを失った一人一人と対面。
 苦境に立ち向かう人たちに「頑張ってください」と言葉を掛けられた。
 両陛下が東北地方の被災地をお見舞いされたのは、4月27日の宮城県に次いで2度目。

 両陛下を乗せた自衛隊機は同日午前、花巻空港に到着。
 達増拓也知事や佐々木一榮県議会議長らの出迎えを受けた。

 この後、自衛隊のヘリコプターで釜石市に移動。
 44世帯、98人が避難生活を送っている同市中妻町の釜石中学校には、午後1時半すぎに入られた。
 不自由な生活を強いられている避難者に両陛下は「お体はどうですか」「大変でしたね」と声を掛けられた。

 津波で犠牲になった義父母の写真を天皇陛下に見せた同市浜町の岩間美代子さん(54)は「写真とはいえ(両陛下に)会わせてあげることができた」と感激していた。

 続いて両陛下は、家屋の倒壊数が県内で最も多い宮古市に足を運ばれた。
 訪問先は56世帯、116人が避難している市民総合体育館。

 同市愛宕の酒井丈治さん(34)は、天皇陛下から津波が来た時の様子を尋ねられ、「堤防を越えてくるのが見え恐ろしかった」と答えた。
 同市鍬ケ崎下町の中播テルさん(71)は、皇后さまから「体は大丈夫ですか」と声を掛けられた。
 緊張と感激で声が詰まったが、「うれしくて涙が出ました」と目を赤くしていた。

 達増知事によると、両陛下はヘリコプター内から被災地の状況も視察。
 知事の説明に悲しそうな表情をされていたという。
 また、両陛下からは
 「復興に向けて力を合わせて前進するように」
とお言葉を頂いたという。

 両陛下が本県を訪問されたのは、1997年10月に大槌町で開かれた第17回全国豊かな海づくり大会以来となった。

■避難者に生きる勇気 両膝つき、寄り添い励まし


● 被災者に声を掛けて回られる天皇陛下=6日午後2時3分、釜石市(代表撮影)

 穏やかな声で被災者を励まされる天皇陛下と、細やかな気遣いを見せられる皇后さま。
 2カ月近くにわたる避難生活を続けてきた人たちは、両陛下の訪問を受け、「元気をいただいた」「今後の励みになる」と口々に語った。

 壊滅的な被害を受けた大槌町から避難してきた佐野眞貴子さん(60)と、妹の伊澤佳津子さん(58)は、釜石中学校で両陛下と対面した。

 2人は、1997年10月に同町で開かれた第17回全国豊かな海づくり大会の際、沿道から撮影した両陛下の写真を見せた。
 すると天皇陛下は覚えていた様子で、「あの時に泊まったホテルもなくなったようですね」と話された。

 また、皇后さまは同町から贈られたハマギクの種を皇居内に植え、「美しく育っています」と答えられたという。

 一方、宮古市の体育館で両陛下は、山田町の佐々木文子さん(39)に声を掛けられた。
 大槌町で津波の後に発生した火災で亡くなった佐々木さんの母親の写真をご覧になった天皇陛下は「それは本当に残念なことでしたね」と語り、皇后さまも写真を見詰め、「寂しいですねえ」と言葉を添え、涙ぐむ佐々木さんを慰められた。

 このほか皇后さまと話しをした宮古市港町の斉藤七郎さん(68)は「着の身着のまま逃げました。家もなくなりましたと話すと『大変でしたね』と言われた。今まで希望がなかったが、皇后さまの言葉で頑張らなくてはならないと感じた」と語った。

 いずれの避難所でも両陛下は、床に膝をついて被災者と会話。
 天皇陛下は「いかがですか」「お体を大事に」「大丈夫ですか」など励ましのお言葉を掛け、皇后さまは「具合が悪いところはございませんか」「夜はよく眠れますか」「つらかったでしょうね」と、寄り添うように話された。

 また、バスで避難所を後にする際には、駆け付けた大勢の市民らににこやかに手を振られた。




== 東日本大震災 == 



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