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● 世界原発図
http://rocketnews24.com/?p=91786
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NHKニュース 2011年5月3日 20時1分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110503/t10015692951000.html
建屋入り口の密閉施設を準備
東京電力福島第一原子力発電所1号機で、原子炉の安定的な冷却に欠かせない原子炉建屋内に人が入って行う作業を行う前に、放射性物質が外に漏れるのを防ごうと建屋の入り口を密閉するための特殊な施設を設置する準備作業が行われました。
福島第一原発1号機では、原子炉を安定的に冷却するため、格納容器を水で満たす方針で、そのためには作業員が原子炉建屋内に入って復旧作業をする必要があり、まず放射性物質に汚染された建屋内の空気を浄化する計画です。
3日は一連の作業を前に建屋内から放射性物質が外に漏れるのを防ごうと、入り口を密閉するための特殊なテントの設置の準備作業が行われました。
東京電力によりますと、テントは横1.5メートル、縦1.3メートル、高さ2.2メートルで、燃えにくいシートと板で囲われた小屋のようなもので、建屋内よりも圧力を高めて、中から空気が漏れないようにするということです。
4日以降、テントの設置を行い、準備が順調に進めば、5日にも水素爆発以来、初めて実際に作業員が建屋内に入ってポリエステル製の管を設置し、空気を浄化する作業を始める見通しです。
』
『
2011/05/03 20:52 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011050301000803.html
福島原発、ベント難航で最悪想定 政府、大震災の翌日
東日本大震災翌日の3月12日に、福島第1原発1号機の蒸気を排出し格納容器の圧力上昇を止める「ベント」が難航していた際、同日深夜に格納容器が破損して敷地境界での「被ばく線量」が重大な健康被害を及ぼす「数シーベルト以上(1シーベルトは千ミリシーベルト)」になるとの予測が、政府内で示されていたことが3日分かった。
政府、東京電力関係者への取材や政府文書で明らかになった。
原発周辺での「著しい公衆被ばく」の発生も想定していた。
ベントは菅直人首相の現地視察が終了した直後の同日午前9時すぎに着手したが、機器の不調でうまくいかず、蒸気排出が確認されるまで約5時間半かかった。
政府がこの間に「最悪のシナリオ」を想定していたことが初めて判明した。
事故の初動対応ではベントの遅れで事態が深刻化したとの批判がある。
この最悪シナリオは回避されたとはいえ、ベントの遅れの問題は、首相が近く設置する考えを示した事故調査委員会の検証の焦点となる。
短時間に1シーベルトの放射線を浴びると1割の人が吐き気やだるさを訴え、4シーベルトなら半数が30日以内に死亡する。
「数シーベルト以上」の被ばくとの表現は、致死量相当の危険性があることを示している。
共同通信が入手した政府文書や関係者によると、経済産業省原子力安全・保安院は3月12日午後1時に、1号機で
「ベントができない場合に想定される事象」
を検討した。
この時点で、格納容器の圧力が設計圧力の2倍近い0・75メガパスカル(約7・4気圧)に上昇。
ベントができなければ、午後11時には設計圧力の3倍の1・2メガパスカル(約11・8気圧)に達し、格納容器が破損すると想定した。
その場合、放射性ヨウ素、セシウムなどが大量に放出されて
「被ばく線量は(原発の)敷地境界において数シーベルト以上」
となり
「気象条件次第によっては、発電所から3~5キロメートルの範囲において著しい公衆被ばくの恐れがある」
と推定した。
1号機のベントは二つある弁の一つが開かず、緊急調達した空気圧縮機を使って実施。
着手から5時間半後の午後2時半に蒸気排出を確認、格納容器圧力が低下した。
』
福島原発で放射性物質を吸着させるために使われたのがゼオライトという物質。
このゼオライトはいろいろなところに使われているようだ。
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YOMIURI ONLINE 2011年4月29日12時18分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110429-OYT1T00267.htm
ゼオライト使用、低コストで二酸化炭素分離膜
● 研究内容を説明する長岡科学技術大の姫野修司准教授
長岡技術科学大(新潟県長岡市)の姫野修司准教授が、企業との共同研究で、温室効果ガスとされる二酸化炭素(CO2)だけを気体の中からほぼ分離する膜の開発に成功した。
この膜を利用して大規模なCO2回収・再利用技術を確立する研究が、国の最先端・次世代研究開発支援プログラムに採択。
姫野准教授は、2015年春までの実用化を目指し、県内天然ガス田での利用などを検討していく考えだ。
開発した薄膜は、放射性物質の吸着剤としても注目される、ゼオライトと呼ばれる物質を使用。
ケイ素とアルミニウム、酸素が格子状に並んだ結晶を持っており、これを薄く合成することで作られた。
非常に微細な穴が、CO2を通しやすい構造になっており、この膜を使えば、エネルギーをほとんど使わずに、低コストでCO2の回収が可能という。
現在、長さ約1メートルのレンコン状の円柱形通気材料などの開発を進めている。
姫野准教授は、このサイズであれば1本で1日2トンのCO2回収が可能と見込んでいる。
国のプログラムには2月に採択され、4年間で大学が約1億5000万円の補助を受ける。
企業4社とも協力して研究しており、下水処理場で汚泥などから発生するガスを用いた実証実験が進んでいる。
大型化には技術的な課題があるが、CO2回収に要するエネルギーは従来の5分の1程度で済むという。
姫野准教授は
「全国最大のガス田地帯である新潟の特性も生かして実用化させ、CO2削減に貢献したい」
と話している。
』
== 東日本大震災 ==
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