2011年10月31日月曜日

特:がんばれ、ニッポン ! ~ Ganbare Nippon ! ~

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● クール・ジャパン 日本人の真の姿



 半年近く前のテレビ番組。
 検索してたら出てきたので、一つの資料として載せておきます。


クール・ジャパン日本人の真の姿【前篇】 21分
http://www.youtube.com/watch?v=YNVv6hqv7X4



クール・ジャパン日本人の真の姿【後編】 20分
http://www.youtube.com/watch?v=dPPpNAalft0&feature=related




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2011年10月29日土曜日

特:廃炉の作業、30年以上かかる

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● TBSニュースから




毎日新聞 2011年10月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111027ddm001040031000c.html

福島第1原発:廃炉に30年超 溶融燃料、回収2022年以降--原子力委

 東京電力福島第1原発1~4号機の廃炉措置について、内閣府原子力委員会がまとめた報告書案が26日、分かった。
 使用済み核燃料プール内の燃料は2015年以降、原子炉内の溶融燃料は22年以降、取り出し作業を始め、
 廃炉終了には「30年以上を要する」との長期見通しを初めて盛り込んだ。
 報告書案は、28日に開かれる原子力委の中長期措置検討専門部会で了承される見通し。

 第1原発では、炉心溶融した1~3号機の原子炉内に計1496本、
 1~4号機の使用済み核燃料プール内には3108本の燃料集合体が残っている。
 廃炉実現のためにはこれらを回収し、長期間にわたって安定的に冷却・保管する必要がある。

 報告書案によると、廃炉措置は原子炉の「冷温停止状態」を年内に達成したうえで、早ければ来年からスタートする。
 原子炉内の溶融燃料回収のため、原子炉建屋内をロボットなどで除染したうえで、格納容器の損傷部分を修復。
 さらに、放射線を遮蔽(しゃへい)するために格納容器全体を水で満たす「冠水(水棺)」作業を実施し、22年以降から燃料回収を始める。

 一方、プール内の燃料は比較的損傷が少ないが、2号機を除いて水素爆発で原子炉建屋が大きく壊れ、取り出すための既設のクレーンが使用できない。
 このため、新たにクレーンを設置し、4号機近くにある一時貯蔵施設「共用プール」を整備したうえで、15年以降の回収を目指している。

 報告書案では、すべての燃料回収までに約20年かかった米国のスリーマイル島原発事故(79年)の経緯を踏まえたうえで、
 「廃炉措置が終了するまでには少なくとも30年以上の期間を要する」と推定。
 早期の廃炉実現のためには、
(1).海外専門家の助言を積極的に得る
(2).計画が不調な場合は臨機応変に対応する
(3).実際の現場作業に必要な研究や開発を優先する
(4).国内の技術者の育成につなげる
--の四つの基本方針を示した。

 福島原発では4基の廃炉措置を同時並列で進める必要があり、スリーマイル事故や旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)と比較しても、きわめて困難な作業となることが予想される。
 このため、報告書案は
 「官民挙げたオールジャパン体制で進める必要がある」
と強調。
 そのうえで、来春に発足する「原子力安全庁」とともに、廃炉の進捗(しんちょく)状況をチェックする第三者機関の設置の必要性も初めて盛り込んだ。




TBSニュース





NHKニュース 2011年10月28日 18時9分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111028/t10013586001000.html

溶けた燃料回収 10年以内に開始

 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた工程を検討している国の原子力委員会は、壊れた格納容器を修理して水で満たしたうえで、今後10年以内を目標に、溶け落ちた燃料の取り出しを始めるとする報告書の案を示しました。

 原子力委員会の専門部会は、福島第一原発の廃炉に向けた工程について、ことし8月から議論を重ね、28日の会合で報告書の案が示されました。
 それによりますと、1号機から4号機の燃料プールに保管している使用済み燃料は、事故の収束に向けた工程表のステップ2が終了してから3年以内を目標に取り出しを始め、敷地にある共用のプールに移す方針です。
 また1号機から3号機のメルトダウンで溶け落ちた燃料は、壊れた格納容器を修理したうえで、放射線を遮るために水で満たし、10年以内を目標に取り出す作業を始めることにしています。
 そのうえで廃炉の作業が終わるまでに30年以上かかると推定しています。

 原子力委員会は、今回の案について、来月までに専門家による検討を行い、年内に報告書をまとめることにしています。
 専門部会の部会長を務める京都大学の山名元教授は 
 「実際に原子炉の中を調査しないと正確な見通しは立たないが、現時点で10年あれば可能と目標を立てた。
 態勢を早期に整えて作業を始めたい」
と話しています。

 今回示された福島第一原発の廃炉に向けた工程の案は、アメリカのスリーマイル島原発事故の廃炉作業よりも長期にわたっています。
 32年前の1979年に起きたスリーマイル島原発事故では、福島第一原発と同じように、核燃料が溶け落ちるメルトダウンが起き、燃料のおよそ70%が溶けて、一部が原子炉の底に落下しました。
 溶けた燃料の取り出し作業が始まったのは、事故発生から6年後、作業を終えたのは11年後でした

 これに対して、福島第一原発の廃炉に向けた工程の案では、
 溶けた燃料の取り出しを始めるのは10年以内を目標とし、作業を終えるのは30年以上としています
 スリーマイル島原発よりも時間がかかる理由は、
 福島第一原発では原子炉だけでなく格納容器も壊れていて作業が難しいためです。
 工程の案ではスリーマイル島原発の廃炉作業を参考に、格納容器を水で満たして高い放射線を遮ったうえで、原子炉の状況を確認して遠隔操作のロボットで燃料の取り出しを行う予定です。
 そのためには原子炉から汚染水が漏れ続けているなかで、格納容器の損傷箇所を特定して修理しなければなりません。
 さらに溶け落ちた燃料がどこに、どのような状態で残っているか把握するため、新たな技術開発も必要です。

 28日の会合でも政府や東京電力、メーカーが参加する研究本部を立ち上げて、技術開発や作業計画の調整をする方針が確認されました。
 スリーマイル島原発事故より厳しい状況に加えて、1号機から4号機まで同時並行で復旧作業を行わなければならず、福島第一原発の廃炉作業は長く難しいものになります。






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2011年10月23日日曜日

特:「フクシマの英雄たち」

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● スペイン北部オビエドで、アストゥリアス皇太子賞を受賞した冨岡さん(左)ら警察、消防、自衛隊の代表者=ロイター




TBS News 2011/10/22



「フクシマの英雄たち」スペインで授賞式

 福島第一原発事故の直後、復旧作業などに尽力した「フクシマの英雄たち」に、スペインのノーベル賞とも言われる「アストゥリアス皇太子賞」が授与されました。

 「アストゥリアス皇太子賞」は科学や芸術、社会など様々な分野で活躍した個人や団体に贈られます。今年は、福島第一原発の事故で命の危険を顧みず、放水活動や住民の避難誘導などにあたった自衛隊と警察、消防の「フクシマの英雄たち」が『共存共栄部門賞』を受賞、授賞式には代表として5人が出席しました。

 「我々はフクシマの英雄たちの行動に心を動かされました。
 彼らの勇気に感動し、彼らの不屈の精神を称賛します。
 きょう、世界中に示した犠牲を厭(いと)わない彼らの広い心に敬意を表します」(スペイン フェリペ皇太子)

 「『フクシマの英雄たち』という称号を授かったことは、ここにいる受賞者のみならず、日本全国民に対してのものと確信します。ビバ スペイン!!」(東京消防庁ハイパーレスキュー隊 冨岡豊彦 総括隊長)

 賞を主催する団体も、「原発の復旧作業に関わってきたすべての人が受賞の対象者」だとしています。





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2011年10月4日火曜日

特:岩手県宮古市「黒森神楽」:25年ぶり海外公演

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● 時事通信



毎日新聞 2011年10月4日 10時41分(最終更新 10月4日 10時46分)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111004k0000e040014000c.html

東日本大震災:被災地の「黒森神楽」がモスクワ公演


● 「山の神舞」を踊る田中大喜さん=モスクワのスタニスラフスキー劇場で2011年10月3日

 【モスクワ大前仁】3月の東日本大震災で被災した岩手県宮古市に伝わる伝統芸能の「黒森神楽」の一行が3日、モスクワの劇場で公演し、笛や和太鼓に合わせた歌や舞を披露した。
 出演者の中には震災で親類を亡くした者もいるが、
 「自分たちは命を取り留めたのだから、神楽をやることが生き残った者の務め」
との思いを込めて舞台に立った。

 黒森神楽が本拠地とする黒森神社は、大震災の被害を免れて楽器や小道具が無傷で残り、14人のメンバーも無事だった。
 一方で「若者頭」の田中大喜(ひろき)さん(33)は、岩手県大槌町の実家が津波で流されただけでなく、行方不明だった義理の叔母・淳子さんの死亡が最近判明したばかり。
 今回の公演については、ロシアが震災直後に救援隊や支援物資を送ってきたことに対し「恩返しの意味を込めて踊りたかった」と話す。

 一行は獅子舞や山の神の演じる踊りなど5演目を2時間にわたり上演した。
 200人以上集まった観衆から拍手が鳴りやまず、アンコールに応じる盛況ぶり。
 大学院生のイワンさん(25)は
 「書物で神楽を知っていたので、ずっと本物を見たいと思っていた。素晴らしいの一言に尽きる」
と絶賛した。

 黒森神楽は毎年1~3月に陸中沿岸地方を巡業するという江戸時代から残された伝統を守っており、06年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
 海外公演は86年に米ワシントンで開いて以来25年ぶり2回目

 今回は被災地の文化を海外に伝える狙いで、国際交流基金が開催した。




NHKニュース 10月4日 8時59分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111004/t10013018001000.html





 黒森神楽とは何?


http://www.blogger.com/post-create.g?blogID=5071791650374550344

【 黒森神楽 】
国指定・無形民俗文化財
分類: 神楽
名称: 黒森神楽(くろもりかぐら)
指定年月日: 昭和62年3月6日
保持団体: 黒森神楽保存会
所在地: 宮古市山口

■概要
  黒森神楽は、もとは宮古市山口にある黒森神社の別当が主宰し、黒森山を行場とする修験山伏の集団によって伝承されてきたが、現在は宮古市内、岩泉町小本などの有志によって受け継がれている。
 黒森神社の権現さま(獅子頭)を奉じて廻村する慣行があり、その廻村は宝暦8(1758)年の「宮古黒森山獅子舞廻り方三閉伊所附帳」によって延宝年間(1673~81)以前から、野田通・宮古通・大槌通の村々を廻っていたことがわかる。
 また、現在22頭ある獅子頭で最古の記年銘は文明17(1485)年であることから、黒森神楽の発祥は室町時代中ごろと考えられる。
 この神楽は、修験のカスミ(旦那場)廻りの伝統を神楽巡業によって現代に受け継ぐ数少ない神楽集団であり、舞込み・舞立ち・墓獅子・柱かがり・火伏せ祈祷・身がためなど、きわめて重要な儀礼慣行をもち、また、演目も豊富であることから、芸能史上貴重である。

 現在は正月明けに黒森神社を舞立ち、北廻り(宮古市~普代村)と南廻り(宮古市~大槌町)を1年交代で、1~2ヶ月間巡業する。


 Youyubeから。

■黒森神楽 岩手県宮古市


■黒森神楽 Vol.1 岩手県 宮古市 国指定重要無形民俗文化財
http://www.youtube.com/watch?v=hRzu1UVbPug&feature=relmfu

■黒森神楽 Vol.2 岩手県 宮古市 国指定重要無形民俗文化財
http://www.youtube.com/watch?v=Hj3NVdN7T_0&NR=1

■黒森神楽 Vol.5 岩手県 宮古市 国指定重要無形民俗文化財
http://www.youtube.com/watch?v=PljZ6mCA244&feature=relmfu

■黒森神楽 Vol.6 岩手県 宮古市 国指定重要無形民俗文化財
http://www.youtube.com/watch?v=ZkwTcHJ-S5U&feature=relmfu

■黒森神楽 Vol.7 岩手県 宮古市 国指定重要無形民俗文化財
http://www.youtube.com/watch?v=xVI4CViPJEE&feature=relmfu




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