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● 橋下知事:脱原発を表明
東日本大地震が発生してから今日で丸2カ月がたった。
徐々にだがいろいろなものが動きはじめている。
2カ月の最終局面で大きなドラマが生まれた。
①.浜岡原発の全基停止
②.脱原発へ、政府の方針変換
これはマクロ的なもの。
ミクロ的には福島第一原発。
全基廃炉に決まったが、安定化への道のりは遙かに長い。
日々、日本民族を不安に陥れる局面が続く。
この状況が続く限り、原発推進の声は消される。
政治的には自民党は復興会議に出席を要請されても出られない。
出れば、これまでの責任を問われて非難の嵐に会うのは目に見えている。
この2カ月間、逃げに逃げまくっている。
菅タタキは収まる気配がないが、まずは
今の責任を民主党に丸投げ
して姿をくらますしか手がないのが自民党の状況。
自民党のツケを、民主党が支払っているようなもの。
自民党のシリを、民主党が拭いているようなもの。
責任を請け負った
民主党はこの危機的状況を乗り切ることで、日増しに自信を深めて
きている。
もはや、
自民党などいらないような状態
にまでこの2カ月で進んでしまった。
原発に固執するのは、ご存じ石原老人。
この人のやっていること、「パチンコ屋と自動販売機」の攻撃。
なんともお粗末。
まるで、「サシミのツマ」を突っついて「通気分」になっているだけ。
少しはましな、希望ある政策はないのかね。
もうこの老人、頭で考えるだけの能力を失っている。
とりあえず、目に見えるものだけを批判対象においている。
未来の東京をイメージするだけの知能はすでに欠けてしまっている。
見えるものならわかる。
考えることはダメ。
いにしえの既得のイメージにしっかりしがみついている
しか、石原老人の立場はない。
明日のことならおぼろげにわかる。
明後日のことは霞の向こう。
明明後日は、墓場の向こうかも。
しかたがないさ、78歳だもの。
老人を選んだ東京都民とて同じこと。
しっかり握った既得権益を離すまい、と、ただそれだけ。
自分の生きているあいだは、東京沈没はないと信じて疑わない。
疑ったら生きていけない。
生きているあいだは、握ったものは藁でも離さないと心に決めている。
「老没都市:東京」、明日の姿。
『
BLOGOS 2011年04月27日00時40分
http://news.livedoor.com/article/detail/5520123/
13名中10名が65才以上だった東京都区長選
逍花:「逍花」は、ぶらぶらと散歩して(=逍)、心を動かしてくれる何か(=花)を探そう! という意味です。
蕾から開花になり、やがて散っていく花は、変化するものの象徴でもあります。
はてなダイアリー「月明飛錫」では、日々見つけた花について書いています。
今日は、先の統一地方選後半戦についての個人的な感想について書きたい。
世間的に注目されたのは、今回の統一地方選全体を通じて民主党が不振だったことことなのだろうと思うのだが、私が個人的に注目したのは、東京都の13区で行われた区長選の結果。
まず、今回実施された13区長選に立候補した現職12人全員が再選された。
そして、選ばれた13名の区長のうち、70才以上が6名、65才以上は10名と、超高齢化が進んでいる(下の表を参照)。
都知事が78才であることとあわせて考えると、本当に東京は保守化、高齢化が顕著だ。
さすがに東京は高齢化の進んだ日本の首都だけあって、最先端をいっている。
年齢がいくつであっても、仕事さえきちんとやってくれればいいし、65才以上の高齢者が身近な区政のトップを務めるほど元気であるのはいいことで、長寿大国日本をアピールする格好の材料にもなるのかもしれない。
しかし、閉塞感に覆われた日本に変革への動きがおこるとすれば、
それは東京からではなく、地方からになるのだろう。
明治維新が薩摩や長州といった当時の辺境から起こり、江戸幕府はそれに抵抗したように、中央は現状維持にしがみつくことになってしまうのではないだろうか。
ちなみに薩摩や長州は、当時財政難にあえいでいた各藩の中で、いち早く財政再建に取り組み、それを成功させた。
そして潤沢な資金が、維新に向けての動きをバックアップした。
現代においても、たとえ辺境でも中央への依存度が高いところでは変革は遅れ、財政問題にメドをつけたところから進むのではないかと思う。
東京都区長選の結果一覧
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板橋区 坂本 健 51 現
練馬区 志村豊志郎 78 現
北区 花川与惣太 76 現
文京区 成沢広修 45 現
墨田区 山崎昇 65 現
大田区 松原忠義 68 現
台東区 吉住弘 69 現
世田谷区 保坂展人 55 新
渋谷区 桑原敏武 75 現
豊島区 高野之夫 73 現
中央区 矢田美英 70 現
江東区 山崎孝明 67 現
江戸川区 多田正見 75 現
』
元気なのは大阪。
ちなみに大阪は日本第二の都市ではない。
今、第二は横浜。
大坂は3位にぎりぎり踏みとどまっている街。
つまり、日本の第一、第二の都市が東京圏にあるのである。
なのに元気なのが大阪。
というより、第3位に落っこちて、こりゃいかんと発奮しているのかもしれない。
これまでと同じスタイルを継承している限り、もしかしたら千葉、埼玉に抜かれることもありうるかも。
そう、明日のためにこれまでとは全く違った未来を目指して一歩を踏み出さねば、没落のワナが待っている。
といった、危機感か。
『
毎日.jp 2011年5月3日 12時6分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110503k0000e010024000c.html
大阪府議会:大阪維新の会、倍増の57議席…新会派構成
大阪府議会事務局は2日、4月に行われた府議選に伴う新たな会派構成を発表した。
大阪維新の会は改選前に比べて倍増し、単独過半数を確保した一方、公明、自民、民主、共産の各会派はいずれも改選前より議席を減らしたため、選挙前と比べて府議会の勢力図が一変した。新会派構成は次の通り。
大阪維新の会57人▽公明21人▽自民13人▽民主・無所属ネット11人▽共産4人▽みんなの党1人▽無所属2
』
東京には若き改革の情熱はない。
パチンコ屋と自動販売機を攻撃するだけ。
これから大阪はどう動いていくのか。
この大阪維新のリーダーが橋下さん。
橋下さんの記事をさらに詳しく検索してみる。
『
asahi.com 2011年4月28日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201104280006.html
「原発の新設・延長止めたい」橋下知事、代替策検討へ
大阪府の橋下徹知事は27日の記者会見で、節電や代替エネルギーを導入する政策を進めることで、関西で使う電力を供給する原子力発電所の
「新規建設や、(老朽化した原発の)延長計画を止めにかかる」
と表明した。
今秋にも具体的な方策をまとめる。28日に7府県の知事らが出席して開かれる関西広域連合委員会の場で、他の府県にも賛同を呼びかけるという。
橋下氏は、原発の新規建設・延長の停止を「当面の目標」とする考えを示し、「府民運動を起こしたい。節電や代替エネルギーで、原発1基分はいけるのではないか」と述べた。
府によると、関西に電力を供給する増設予定の原発は、日本原子力発電の敦賀原発3号機、同4号機(福井県敦賀市)の2基。
1970年に運転を始めた関西電力の美浜原発1号機(同県美浜町)も後継機の建設が検討されている。
橋下氏は、不足する電力を節電や太陽光発電など代替エネルギーでまかなうための具体策の検討を、府の各部局に指示した。
ただ
「産業の衰退や都市の魅力低下につながることはしない」
とし、節電の対象としてパソコンの消費電力削減や自販機の一時停止、電気料金の設定の変更などを例示。
電力が不足している東日本での節電策も参考にするとしている。
橋下氏には他県に立地する原発計画を変える権限はないが、新規建設が不要となるような代替案を示せば
「関電も原発を新設しなくてもよいと考えるのではないか」
と期待を示した。
また橋下氏は原発を
「ある意味で必要悪」
とし、今回表明した考えは原発への依存から抜け出す第一歩、と位置づけた。
原発依存の脱却と自然エネルギー転換を進める財団の設立を表明したソフトバンクの孫正義社長と26日に東京で会い、賛同を得たという。
』
『
テレ朝ニュース (04/28 05:55)
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210428005.html
【原発】橋下知事「原発の新たな建設止めるべき」
福島第一原発の事故を受けて原発の安全性が議論になるなか、大阪府の橋下徹知事は
「原発の新たな建設を止めるべきだ」
と述べ、「脱・原発」を打ち出しました。
橋下徹大阪府知事:
「新規の原発(建設)ないしは、原発の延長の計画を止めにかかる。僕はできると思うんですね」
原発「悪玉論」ではないと前置きしたうえで、知事は
「産業の発展を抑制しない範囲で、新たな原発の建設や廃止原発の周辺に後継原発を造る『延長措置』を止めるべきだ」
と表明。
節電などの負担をする府民・県民に理解を求め、関西電力サイドとも調整に入りたい意向を示しました。
橋下徹大阪府知事:
「(府民に)目標をはっきり設定して、そういう目標があるのなら(節電も)『しゃあない』と思ってもらうことが政治の一番の軸であると思っている」
知事は
「関西広域連合の目標に掲げたい」
とも述べ、28日の広域連合委員会で提案する方針です。
』
『
KTVニュース
』
『
産経新聞 2011.4.28 16:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110428/lcl11042816580004-n1.htm
原発では橋下知事と合意?奈良知事「再び省エネ国家を」
奈良県の荒井正吾知事は28日の定例会見で、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故を踏まえ、
「原発はむやみに増やしていいものじゃない。
原発のエネルギー使用比率をできるだけ下げたほうがいい」
と述べ、エネルギー政策を見直す必要があるとの見解を示した。
荒井知事は
「エネルギー政策は国の役割」
とし、「第三者的な立場だ」との立場を強調した上で、
「担当者が言ってきた安全神話がそうじゃなかった。
増設は考えず、安全かどうかを確かめて再スタートしたほうがいい」
と述べた。
さらに、今後のエネルギー政策について
「日本はエネルギーを(できるだけ)消費しないで成長する一番の先進国だった。
省エネ型成長国家という方向で努力したほうがいい。
多様なエネルギー源を熱心に研究すべきだ」
と国に対して注文をつけた。
』
『
産経新聞 2011年04月28日09時02分
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110428/lcl11042808540001-n1.htm
橋下知事、孫社長に共鳴・面会…原発ストップ発言に政府・電力は困惑
大阪府の橋下徹知事が27日、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故を踏まえ、関西に電力供給している原発の新規建設や運転延長を止めることを目標とした計画づくりを始める考えを表明。
28日に大阪市で開かれる関西広域連合の委員会でも提案し、賛同を呼びかける方針を示したことに対し、近隣自治体などからは議論を行うこと自体には賛意が上がる一方、突然の表明に困惑も広がった。
橋下知事は、今回の提唱について
「電気料金は上がるかもしれないが、今だったら府県民も多少の負担があっても乗ってくれるんじゃないか。
供給サイドの方も、今なら考えてくれるのでは」
と説明。
「自然エネルギー財団」の設立を表明したソフトバンクの孫正義社長の呼びかけに共鳴したといい、26日には孫氏と面会したという。
ただ
「単純に自然エネルギーで代替できるわけでない」
とも述べ、
「自動販売機の稼働を数時間止めるなど、東日本で行われているような節電案を関西でも行えば、原発1基分くらいになるのではないか」
とした。
滋賀県の嘉田由紀子知事は
「(原発が密集する福井県の)若狭湾周辺で万一のことがあれば、次世代に申し訳が立たない」
と危険性を指摘。
その上で
「自治体が地域振興策として政治的に受け入れてきた。
簡単にかじは切れないが、自然エネルギーへの依存度を高めていくしかない」
と、橋下知事の方針に賛同した。
関西広域連合長を務める兵庫県の井戸敏三知事も
「十分に広域連合委員会で話をすればいい。
ただちに決めなければならないものではない」
と議論自体には賛成を表明。
ただ
「原発の新規建設は、福島原発の状況を十分点検・検査して評価を加え、安全対策を取り得るかどうかを見なければ、軽々に判断はできない」
とも話した。
政府が見直しを表明しているエネルギー基本計画では、2030(平成42)年までに原発を現状より14基以上増やすとされていた。
関西の関連事業としては、既に敷地の埋め立てなどが終わり、来年3月に本体工事を予定していた日本原電敦賀原発3、4号機(福井県敦賀市)などがある。
一方、政府や電力会社などは戸惑いを見せる。
経済産業省の幹部は
「知事の言葉だから重みがある。
ただ、関西電力の管内は原発への依存度が高く、(新規建設をやめた場合)電力をどう確保するつもりなのか」
と指摘する。
政府は、福島第1原発の事故を受けて原発の増設計画を見直す方針だが、事故対策に追われて見直し作業は手付かずだっただけに、地域から新規建設停止の声が上がったことに困惑している。
関西電力の八木誠社長も、27日に開かれた記者会見の席上、橋下知事の発言について
「ご趣旨をお伺いした上で対応したい」
とする一方、
「より一層の信頼性向上に資する対策を実行することにしている」
と述べるにとどめた。
また、県内に原発14基がある福井県の石塚博英・安全環境部長は
「詳細が分からないのでコメントのしようがない」
と話した。
』
『
KTVニュース
』
橋下さんのやろうとしていることは、それをやるよりまえに、
たった10日で国策となってしまった。
橋下さんはきっと、毎日ハスを食っているのだろう。
「既得権益の保持」ということではなく
「日本の将来未来を考える」
という考え方に立てば、出てくる答えは同じ。
ただ、既得権を壊していくわけだから、波風が立ち、波紋が広がり、批判にさらされるのはしかたない。
== 東日本大震災 ==
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