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● 4号機原子炉内部 TBSニュースより
「皐月の空や、鯉のぼり」
ということで、5月になった。
地震発生から50日を過ぎた。
福島第一原発は
「脆弱だが、安定している」
とりあえずの封じ込めには成功しているようだ。
ここ数日の記録をまとめてみます。
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asahi.com 2011年4月30日20時24分
http://www.asahi.com/national/update/0430/TKY201104300323.html
福島第一原発に仮設防潮堤 東電、6月中旬までに
図:仮設防潮堤の位置拡大仮設防潮堤の位置
東京電力は30日、福島第一原子力発電所に、仮設の防潮堤を6月中旬までに造ると発表した。
また、放射能汚染水がたまっている坑道の出口にあたるたて坑もコンクリートで塞ぐ。
東日本大震災の余震に伴う新たな津波に襲われて、汚染水が海に流出したり、さらなる水損で復旧作業が遅れたりするのを防ぐのが狙い。
東電は4月17日に、事故の収束に向けた工程表を示した。
その第1段階として3カ月以内に高濃度の放射性物質を外部に出さないようにするとしている。
第1段階達成のための具体策の一つがようやく示された。
東電は、今後マグニチュード(M)8程度の余震が起きる可能性があると想定。それによる津波で、地上から1~2メートル程度まで海水が達すると見込んだ。
東電によると、標高10メートルの高さの部分に、約2メートルの仮設の防潮堤を築く。
金網製のかごに石を詰めて積み上げ、遮水シートを挟んで海水が敷地内に侵入するのを防ぐ。防波堤がなく、津波に襲われる可能性が高い敷地南東側の集中廃棄物処理建屋前や、3、4号機のタービン建屋前に造る。
また、津波によって海水が坑道に入り込み、中にたまった放射能汚染水がたて坑の出口からあふれ出て、海に漏れる恐れがある。
これを防ぐため、たて坑にコンクリートを詰めて塞ぐ。
4号機のたて坑はすでに詰め終わり、他の4カ所を5月下旬までに完成させる。
原子炉建屋が破損している4号機は、使用済み燃料プールの耐震安全性が心配されている。
工程表で示していた補強工事に5月上旬に着手。
6月中旬までにプール下部に鉄製の柱を入れコンクリートの壁を設置。
7月末に工事を完了する。
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FNNニュース 2011/04/30 18:01
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198481.html
福島第1原発事故 余震や津波対策としてトレンチ立て坑をコンクリートでふさぐ作業
東京電力は福島第1原発の作業員の被ばく線量をくわしく調べた結果、3月に3号機での作業中に被ばくした2人が、200ミリシーベルトを超えていたことを明らかにした。
200ミリシーベルトを超える作業員が確認されたのは、初めて。
これは3月末時点で、放射線量が100ミリシーベルトを超えた作業員21人を対象に、内部被ばくをあわせた調査を行った結果、判明したもの。
3月に3号機での作業中に被ばくした3人のうち2人は、200ミリシーベルト以上で、1人については240ミリシーベルトを超え、作業員の被ばく限度にあたる250ミリシーベルトに迫っていることがわかった。
東京電力は、原発内の空気の線量が高く、装置による正確な計測ができなかったために調査が遅れたとしている。
一方、東京電力は余震や津波への対策として、高濃度の汚染水の流出を防ぐため、2号機と3号機のトレンチで、4カ所の立て坑をコンクリートでふさぐ作業を、30日午前から始めた。
また、防潮堤も設置するという。
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毎日.jp 2011年4月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110430ddm003040095000c.html
東日本大震災:福島第1原発事故 「4号機燃料、損傷無し」 燃料プール映像公開
東京電力は29日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの水中映像を公開した。
3月15日の爆発で破損した建屋の一部とみられるがれきが確認されたが、東電は映像とプール水の放射性物質の濃度から
「使用済み燃料に大きな損傷はみられない」
と分析している。
映像は28日、コンクリート圧送車を遠隔操作し、燃料の上部約6メートルの水面付近から水中カメラで数秒間撮影した。
がれきは燃料を収めたラックの上などで確認された。
また、同日に採取したプールの水に含まれる放射性物質の分析結果も公表。
ヨウ素は1立方センチ当たり27ベクレルで、前回13日から9割近く減少した。
セシウム134(半減期2年)とセシウム137(同30年)も、5~6割程度に下がった。
前回調査時からプールの水量が1・6倍に増えて希釈されたとみられ、東電は
「(プール内で)新たな放射性物質の放出がされた状態ではないと考えている」
とした。
4号機は外部からの注水を続けているが、29日午前で水温88度と高い状態が続いている。
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TBSニュース
燃料プール映像公開
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NHKニュース 4月28日 18時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110428/t10015621931000.html
1号機 注水増で温度低下傾向
東京電力福島第一原子力発電所の1号機では、格納容器を水で満たして冷却を進められるかを調べるため、注水量を試験的に増やしてから丸1日以上がたち、原子炉の温度が下がる傾向が続いています。
東京電力は、格納容器の状態を注意深く見ながら、現在の注水量を維持するかどうか判断したいとしています。
福島第一原発の1号機では、ことし7月までに格納容器を燃料の高さまで水で満たして原子炉の冷却を進める計画で、これに先立って、東京電力は、27日午前10時すぎから原子炉への注水量を1時間当たり6トンから10トンに試験的に増やして効果を確認するとともに、水で満たしても問題がないか検証を進めています。
28日午前11時の時点では、原子炉の上部の温度が106.6度と、注水量を増やす前より25.4度下がったほか、格納容器の内部の圧力は1.2気圧と、0.36気圧下がりました。
圧力が1気圧を下回ると、外から酸素が入り込み水素と反応して爆発が起きる懸念も出てくることから、東京電力は、爆発を防ぐための窒素の注入を続けて圧力の変化を注意深く見ながら、現在の注水量を維持するかどうか判断したいとしています。
一方、高濃度の放射性物質に汚染された水の移送が進められている2号機では、「トレンチ」と呼ばれるトンネルの水位が、28日午前7時の時点で、地上の出口から90センチとなり、移送を始めて9日間で10センチ低下しました。
しかし、3号機と4号機では高濃度の汚染水の水位が徐々に上がっていて、このうち3号機のトレンチでは地上から95センチと、この3日間で6センチ上昇し、東京電力は、さらに上昇が続くようなら移送の計画を本格的に進めたいとしています。
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FNNニュース 2011/04/28 06:14)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198317.html
福島第1原発事故 東電、高濃度汚染水の処理計画発表 年内に約20万トン処理目指す
東京電力は、福島第1原発の建屋などにたまった高濃度の汚染水の処理計画を発表した。
年内に、およそ20万トンの処理を行いたいとしている。
東京電力の計画では、汚染水を浄化処理する機器を5月に搬入し、6月から稼働させるとしている。
具体的な作業としては、移送先となっている集中廃棄物処理施設からくみ上げられた汚染水は、まず油を取り除く。
さらに、フランスの原子力関連企業「アレバ社」などの協力のもと、汚染水の濃度を下げる作業を行ったうえで、塩分を取り除き、原子炉を冷却するための水として再利用するとしている。
東京電力は、1日あたり1,200トン、年内におよそ20万トンの処理を行いたいとしている。
また東京電力は、1号機の格納容器を水で満たす「水棺」の本格化に向け、27日午前、原子炉への注水量を1時間あたり6トンから10トンに増やした。
当初、夕方には14トンまで注水量を増やす予定だったが、格納容器の圧力が下がっていることなどから、28日朝まで10トンの注水を続け、様子を見ることになった。
東京電力は28日にも、漏水などがないか、無人ロボットであらためて確認する予定。
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MBSニュース 2011年4月28日11:16
http://www.mbs.jp/news/jnn_4711866_zen.shtml
27日に発表された汚染水の処理計画について、技術支援にあたるフランスのアレバ社が処理施設の映像を公開しました。
福島第一原発の汚染水処理については、化学薬品を加えてかくはんし、放射性物質を底に沈殿させて取り除く「共沈法」と呼ばれるアレバ社の技術が用いられる予定です。
処理に使用される機器は来月上旬から順次、福島に運び込まれ、6月から処理を始めることにしています。
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時事.com 2011年04月27日23時52分
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011042701130
4号機プール、漏水確認できず=満水状態で調査―福島第1原発
福島第1原発事故で、東京電力は27日、4号機の使用済み核燃料プールを満水にして調べた結果、漏水が確認されなかったと発表した。
プールの水位は、燃料の発熱による推定蒸発量を差し引いても注水量に比べて低い状態が続いており、地震によってできたひびなどから水が漏れている可能性が指摘されていた。
東電は27日正午すぎから2回にわたり、コンクリートポンプ車でプールに計85トンを注水。注水前の水位は燃料棒上部から6メートル強だったが、注水後は同約7メートルに上がり、満水状態となった。同日夜の時点で、漏水は確認されていないという。
東電は実際の水位と計算値の差が、蒸発量の推定値などの誤差によって生じたとみており、28日以降も詳しく調べる。
一方、東電は27日夜、1号機の原子炉圧力容器を覆う格納容器内を水で満たす「水棺」作業で、注水量を従来の毎時6トンから同10トンに引き上げ、これを継続した。
28日午前に炉の圧力などが正常か確認し、当初予定していた同14トンに引き上げるか判断するという。
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毎日.jp 2011年4月27日13時0分
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201104270212.html
東電の女性社員、基準3倍超す被曝 原発屋外で作業
東京電力は27日、東日本大震災発生時に福島第一原発にいた50代の女性社員が、原子炉等規制法などの基準の3倍を超える17.55ミリシーベルトを被曝(ひばく)したと発表した。
法の定める限度を超えたのは男女を通じ初めて。
女性は屋外で、原子炉への海水注入や放水に当たった消防の案内などをしていた。
医師の診断では、健康への影響は見られないという。
経済産業省原子力安全・保安院は27日、東電に対し口頭で注意した。
東電によると、女性は水素爆発直後、マスクを外す際などに放射能を含んだほこりを吸ったとみられる。
現場を離れた3月22日までに、個人線量計の数値は2.06ミリシーベルト、免震重要棟での滞在で1.89ミリシーベルトを浴びていた。
その後、今後50年間で13.6ミリシーベルトに相当する内部被曝がわかった。
内部被曝は、体内に吸い込んだ放射性物質による被曝のことで、50年分を、事故発生時に浴びたとして換算する。
原子炉等規制法や労働安全衛生法は、作業員の被曝量について、緊急時でなければ5年間で100ミリシーベルト以内に抑えるよう求めている。
ただし、妊娠する可能性がある女性は男性より細やかな管理がされており、3カ月でこの20分の1にあたる5ミリシーベルト以内に抑える必要がある。
今回の事故を受け、男性作業員の線量限度は「5年間で100ミリシーベルト」が「5年間で250ミリシーベルト」に引き上げられたが、妊娠する可能性のある女性の基準は据え置かれていた。
第一原発には当時、ほかに10~50代の18人の女性職員がいた。
16人は限度を下回っていたが、残る2人は被曝量が高く、確認を急いでいる。
東電福島事務所は
「女性はもっと早く撤退させるべきだった。判断ミスで、反省している」
とした。
保安院は今後、東電に原因究明と再発防止策の策定を求めるという。
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時事.com 2011/04/27-10:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042700050
校庭の表土除去始まる=小学校などで放射線対策-福島・郡山
福島第1原発事故の放射線対策として、福島県郡山市は27日、小学校などの校庭の表土を除去する作業を始めた。
原発事故で教育機関の土壌改良を行うのは同市が初めて。
5月上旬ごろまでに、市内の小、中学校と保育所計28カ所で実施する。
この日は同市鶴見坦の市立薫小学校と鶴見坦保育所の2カ所で除去作業が行われた。
薫小学校では、工事業者が校庭の放射線量を測りながら、土ぼこりが舞い上がらないように水をまいた後、道路の表面を削って平らにする重機「グレーダー」などを使って、広さ約9000平方メートルの校庭の表土を厚さ3センチ程度除去した。
土は市内の埋め立て処分場に運ばれる。
同校は文部科学省の調査で、地表から50センチの高さの放射線量が国の暫定基準とされる毎時3.8マイクロシーベルトを上回り、子どもたちの校庭の使用が禁止されている。
郡山市は校庭の表土について、地表から1センチの高さの放射線量が小、中学校で毎時3.8マイクロシーベルト以上、保育所で同3.0マイクロシーベルト以上の場合は除去するという独自の基準を設定。
小学校9校、中学校6校、保育所13カ所が対象となった。
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NHKニュース 2011年4月27日 4時38分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110427/t10015573951000.html
4号機燃料プール 水漏れのおそれ
東京電力福島第一原子力発電所の4号機の使用済み燃料プールは、爆発などによる損傷で、水漏れを起こしているおそれがあることが分かりました。
福島第一原発の4号機の使用済み燃料プールには、核燃料を束ねた燃料集合体が、第一原発で最も多い1535体保管されていますが、本来の冷却機能は失われているため、連日、外部からの注水が続けられています。
注水はここ数日、1日140トンから210トンのペースで続けられてきましたが、東京電力が、入れた水と蒸発する水の量から日々、予測される水位を計算したところ、実際はそれより10センチから40センチほど低い状態だったことが分かりました。
このため、東京電力は、先月起きた爆発などにより、4号機の燃料プールが何らかの形で損傷し、水が漏れ出しているおそれがあるとみて原因を調べています。
4号機の燃料プールについては、プールを支える建屋の壁が激しく壊れていることから、東京電力は、事故の収束に向けた工程表の中で、ことし7月ごろまでに柱を設置するなどの耐震補強を実施することを明らかにしています。
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「かたつむり1号機」のコラムニュース。
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clicccar 2011/04/27 10:32
http://clicccar.com/2011/04/27/19092
原発で働く遠隔操作クローラーダンプの正体は?【東日本大震災】
震災以来、目の離せない緊迫した状況がつづいている原発の現場。
その現場で活躍する”はたらくクルマ”の一台を東京電力が公開しました。
それが、こちらの『遠隔操作クローラーダンプ』。
東京電力の発表によれば、放射性物質を含むチリの飛散を防ぐために樹脂を散布することが目的で、たしかに荷台にはタンクと噴射口らしきものが確認できます。
しかも、このマシンは遠隔操作により人間が近づくには危険なエリアへも入っていけるということ。
なるほどボディ先端にみえるカメラは、そのためのアイテムなのでしょう。
いかにも緊張感あふれる写真ではありますが、こうした姿をみてしまうと、この”はたらくクルマ”の正体が気になるのはクルマ好きの性でしょうか。
というわけで、キャビンの形状などから判断するに、このマシンはコマツ製ダンプトラック「CD110R」で間違いなし。
モデル名からも想像できるように最大積載量は11t、クローラーゆえに最高速度は10km/hと控えめ。
それゆえに「かたつむり1号機」とネーミングされているでしょう。
とはいえ、その心臓部には定格出力247PS/1900rpmの6気筒8270ccディーゼルターボエンジンを搭載。
ちなみにボディサイズは全長5405mm×全幅3050mmと意外に(?)コンパクト。
発売開始された2004年当時で1830万円という価格が公表されておりますが、さらに遠隔操作仕様となっていることを考えると、もっともっと高価な一台であると想像できるわけです。
もっとも、今回の条件を考えれば、こうしたはたらくクルマたちは使い捨てになってしまうのも否めないのは残念ではありますが……。
ともかく、活躍に期待しましょう!
(山本晋也)
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サーチナニュース 情報提供:共同通信社 2011/04/26(火) 17:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0426&f=business_0426_196.shtml
ロボットで水漏れも調査、東電、樹脂でちり飛散防ぐ
福島第1原発事故で東京電力は26日、放射性物質を含むちりの飛散を防ぐための樹脂散布を本格的に始めた。
6月末までに100万リットルを散布する。
また、格納容器を水で満たし、燃料入りの圧力容器ごと冷却する「水棺」に向けた作業を控え、遠隔操作のロボットを1号機に入れ、格納容器に水漏れがあるか調べた。
格納容器から原子炉建屋への水漏れがある可能性が指摘されているが、この日は漏れの箇所は見つからなかったという。
東電はこれまで、集中廃棄物処理施設や共用プール周辺で計約6万4千リットルの樹脂を試験的に散布。
東電は
「基本的に効果があったと考えている」
としている。
樹脂をまくクローラーダンプは無人で、最長約150メートル離れた有人の車からリモコン操作できる。
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YOMIURI ONLINE 2011年4月26日11時41分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110426-OYT1T00339.htm
放射性物質、100分の1に減少…原子力安全委
内閣府の原子力安全委員会は25日、東京電力福島第一原子力発電所から放出される放射性物質が今月上旬に比べて100分の1程度に減っているとの見解を明らかにした。
また、同原発周辺の沿岸で24日に採取した海水中の放射性ヨウ素131が、3月21日の調査開始以来初めて、国の濃度基準を下回ったことも分かった。
ただ、放射性物質の放出量は1時間当たり100億ベクレルほどと依然高レベルで、安全委は
「予断を持たず、推移を見守る必要がある」
としている。
放射性物質の放出量は、同原発周辺の放射線量の測定結果をもとに、安全委が試算している。
5日時点の放出量は1時間当たり1兆ベクレルと見積もっていた。
安全委は25日の会見で
「周辺の放射線量は低下傾向にあり、放出量は100分の1程度に減少している」
との見方を示した。
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== 東日本大震災 ==
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