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● NHKニュースより
【1号機】
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NHKニュース 2011年5月10日 4時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110510/t10015786051000.html
作業計画を阻む高い放射線量
東京電力福島第一原子力発電所では、1号機の原子炉の安定的な冷却を目指した作業の計画が、高い放射線量に阻まれて、見直しも含めた対応を迫られています。
事故発生から11日で2か月、収束に向けた工程表を実行に移していくことの難しさが改めて浮き彫りとなっています。
福島第一原発の1号機の原子炉建屋では、原子炉から漏れ出た水が配管を流れるなどして放射線量が高くなっているものとみられ、放射線量の実態を詳しく調べる調査が、9日、本格的に始まりました。
その結果、放射線量は最大で1時間当たり700ミリシーベルトと、作業員の被ばく限度量に20分余りで達する値となったほか、調査を行った30分間での作業員の被ばく量は最大で10.56ミリシーベルトに上りました。
調査の対象となったのは、格納容器を水で満たす「冠水措置」の実施や循環型冷却システムの構築に向けて、今後の作業が計画されている場所で、東京電力は
「作業を行ううえで目標としていた数値よりも高い放射線量だった」
という見方を示しています。
東京電力は、放射線を遮る効果のある鉛の入ったマットの設置など、放射線量を下げるための対策を10日から始めるとともに、引き続き、建屋内のさまざまな場所で放射線量を詳しく調べることにしていますが、場所によっては作業計画の見直しを含めた対応も迫られています。
事故の発生から11日で2か月がたちますが、1号機から3号機の中で原子炉の安定的な冷却を目指した動きが最も進んでいる1号機でも、高い放射 線量が今後の作業計画を遅らせる可能性があり、事故の収束に向けて東京電力が示した工程表を実行に移していくことの難しさが改めて浮き彫りとなっていま す。
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テレ朝ニュース
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【3号機】
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ANNニュース 2011/05/10 18:07
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210510041.html
福島第一原発3号機の使用済み燃料プールの中が大量のがれきなどで埋め尽くされていることが分かりました。
10日午後に初めて公開された映像では、水素爆発で崩れた建物のがれきなどがプール内に散乱し、核燃料がほとんど見えない状態であることが分かります。
プール内の水からは、運転中の原子炉の約1000倍という高い濃度の放射性物質が検出されました。
東京電力では、核燃料が損傷し、粒子などとしてプールに落ちたか、がれきに付着していたとみています。
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== 東日本大震災 ==
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