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● 空気浄化へ向けて FNNニュースより
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テレ朝ニュース 2011/05/02 11:47
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210502009.html
【原発】1号機の“汚染空気”換気装置で浄化へ
福島第一原発1号機で、原子炉建屋の内部に作業員が入れるよう、放射性物質を減らす作業が始まりました。
まず、二重扉の外側に気圧の高い部屋を作って放射性物質が外に噴き出さないようブロックします。
そのうえで、セシウムやヨウ素などをフィルターで取り除く換気装置を設置します。
1号機では、格納容器全体を水で満たす「水棺」を目指していますが、水位を正確に把握できず、注水作業などが計画通り進んでいません。
このため東京電力は、作業員が原子炉建屋の中で計器を設置したり、点検ができるよう放射性物質の濃度を下げる換気装置の取りつけ作業に着手しました。
原子炉建屋の内部は無人ロボットを使ったところ、1時間で最大49ミリシーベルトを計測するなど高い濃度で、東京電力は現在の20分の1まで下げたいとしています。
2日に機材の搬入を始め、5日には換気装置につなげるダクトを設置するため、原子炉建屋の中に3月12日の水素爆発以来、初めて作業員が入ることになります。
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TBSニュース
格納容器の外側に水位計設置を検討
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FNNニュース 2011/05/02 01:24
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198565.html
福島第1原発事故 1号機原子炉建屋内での放射性物質で
汚染された空気を浄化する装置設置へ
東京電力は、福島第1原発1号機の原子炉建屋内での放射性物質で汚染された空気を浄化する装置を設置すると発表した。
1号機では、格納容器を水で満たす「水棺」に向けた作業が進められているが、原子炉建屋内は線量が高く、人による作業が困難な状態となっている。
東京電力では、空気を圧力調整したうえで、フィルターで浄化する装置を1号機のタービン建屋に設置し、隣の原子炉建屋の空気を循環させて、放射性物質の濃度を低くし、1週間程度で計器の点検や設置のため作業員が入れる状態にしたいとしている。
一方、原子力安全・保安院は、第1原発での事故をふまえ、青森・六ケ所村と茨城・東海村の再処理施設についても、電源がすべて遮断された場合に備えた対策などを求めた。
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毎日.jp 2011年5月1日 20時57分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110502k0000m040099000c.html
福島第1原発:1号機「水棺」作業難航 容器内圧力低下も
福島第1原発事故で、東京電力が1号機で実施中の原子炉格納容器を水で満たして燃料を冷やす「水棺」作業が難航している。
既に格納容器が満たされる量を超える注水をしたが、実際には水位の上昇が確認できていない。
一方、水位を上昇させるため注水量を増やしたところ、容器内の圧力が低下。
「水素爆発の危険性がある」として注水量を元に戻さざるを得なくなっており、対応に苦慮している。
東電は1日の会見で、水棺作業のために続けている原子炉圧力容器への注水量を4月29日に毎時10トンから同6トンに戻したと発表した。
その結果、低下を続けていた格納容器の圧力が約1.4気圧に上昇し、27日午前に同10トンに増やした時点とほぼ同じ水準に戻ったという。
注水量を戻したのは、格納容器内の圧力が低下して大気圧に近づき、外部から容器内に酸素が入る可能性があったためだ。
酸素は容器内の水素と反応し、爆発する恐れが出てくる。
このため注水量を減らして圧力を上げ、酸素が入らないようにする必要があった。
注水量を増やしていた間、圧力容器内の水位は燃料の上部が水面を約1・6メートル上回ったままで、ほとんど変化がなかった。
一方、格納容器には、圧力容器に注いだ水が漏れるなどして推定約6メートルの水がたまっていたとみられていたが、現在の水位はよく分からないという。
これまでの注水量は、水棺に必要な約7400トンを超え、本来なら圧力容器内の水位も大幅に上昇しているはずだ。
東電は
「水位が上がらない理由が分からない。
冷却効果としては、毎時6トンの注水量で十分と判断しており、しばらくこのまま注水したい」
と説明している。
一方、東電は1日、6号機のタービン建屋にあるたまり水約120トンを、ポンプを使って近くに設置した仮設タンクに移送したと発表した。
たまり水の水位は約2メートルで約4900トンあり、含まれる放射性物質は比較的、低濃度という。
残りは順次、設置する仮設タンクに移す方針。
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== 東日本大震災 ==
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