2011年11月29日火曜日

特:全原発の1/3以上の19基が運転30年以上

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● ANNニュース



ANN ニュース 2011/11/29 11:54
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211129016.html

【原発】運転30年以上は19基 有識者で安全性検証

 「原発の寿命」がテーマです。
 原子力安全・保安院は、古い原発の安全評価について検証する会議を始めました。

 国内の原発は、
 3基が運転40年以上、
 16基が30年から39年
で、このうちメルトダウンを起こした
 福島第一原発の1号機から3号機は、いずれも35年以上

たっています。
 政府と東京電力は、福島の事故の主な原因は津波とみていますが、一部の有識者は、老朽化した施設が地震の揺れに耐えれなかった可能性を指摘しています。
 保安院は、運転30年目以降、10年おきに原発の劣化の程度について技術的に試算していますが、これが妥当かどうか有識者で検証を進め、春までに意見をまとめる予定です。




NHKニュース 2011年11月29日 18時2分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111129/t10014285661000.html

原発事故 老朽化の影響検証へ

 運転期間が30年を超える原子力発電所について、老朽化対策の規制の在り方を見直すため、専門家が参加した国の会合が初めて開かれ、東京電力福島第一原発の事故で設備の老朽化が影響したのか検証することになりました。

 国内の原発は、福島第一原発を含む
 全体の3分の1以上の19基で、運転期間が30年を超えて
いて、国の原子力安全・保安院は、原発事故をきっかけに、老朽化対策の規制の在り方を、大学教授などの専門家と共に見直すことになりました。

 29日の初会合では、まず事務局が、福島第一原発の事故について、津波が来るまでは原子炉が自動で止まり、非常用発電機が動いていて、老朽化による被害は見られないと報告しました。
 これに対し、専門家から
 「事故原因の究明には長い年月がかかるはずで、現時点で因果関係を結論づけることはできない」
などの意見が出されました。
 そして、福島第一原発の事故で、重要な設備の老朽化が影響したのか検証し、その結果を規制の見直しに盛り込む方針が決まりました。
 このほか、運転期間が36年になる佐賀県の九州電力の玄海原発1号機で、原子炉の材料の鋼鉄を調べた結果、その強度が予測よりも早く下がっている問題が取り上げられ、専門家から
 「原因究明を最優先に行い、地元の理解を得ていかないと、運転継続は難しい」
という指摘が出ていました。
 この会合は、福島第一原発事故に関する検証結果について、年明けをめどに見解を示す方針です。





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